消費税の納付税額を減らして、経費も削減する5つの方法
【消費税の納付税額を減らして、経費も削減する5つの方法】
▼ジャンル:消費税
▼タイプ:即効型
まずは、押さえておくべき消費税の仕組みを簡単にお話します。
簡単な基本さえ押さえておけば、色々なところで応用できるので知っておいて損はありません。
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消費税の基本的な仕組みは、
『売上に対する消費税額』から
『仕入など経費に含まれる消費税額』を
『差し引きして納税する』
というものです。
正確に言うと、
『課税売上高に対する消費税』-『課税仕入高に含まれる消費税』=『消費税の納付税額』
となります。
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消費税の納税額を減らすための結論は、
▼課税売上高を減らす
▼課税仕入高を増やす
ことにより、納める消費税は減ります。
つまり、
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▼課税売上高を減らすためには・・・
非課税取引や免税取引の割合を増やせば
『利益を減らさずに納税額を減らす』
ことができます。
▼課税仕入高を増やすには・・・
『課税仕入高にならないものを
課税仕入に(変更)する』
ことにより増やす事ができます。
原則はこの2通りです。
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ここで言う、課税仕入高とは、
『商品仕入など原価』のことではなく、
『費用』と考えてください。
課税仕入となる費用には、
商品仕入のほかに通信費や
水道光熱費、交際費なども当然含まれます。
課税仕入高にならない費用としては、
給与や社会保険料、保険料、会費、
税金などがあります。
勘の鋭い方なら、
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①もうお分かりかと思いますが、
社員の給与は不課税ですが、
派遣社員など外注さんの給与は、
外注費として課税仕入高になります。
※正確には費用ですが、
分かりやすくするためにあえて
給与という表現をしています。
つまり、人件費を外注化することで
課税仕入を増やす事ができるのです。
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今後、費用対効果も含めて、
簡単な仕事は社員ではなく、
外注化することを検討してみては
いかがでしょうか。
ちなみに、
『外注費』は売上に応じて増減する
変動費の性質が強いため、
不況時には固定費である『給与』より
好まれる傾向にあります。
②しかも、外注費なら、
会社負担分の社会保険料もなくなるので
経費の削減にもつながり一石二鳥です。
外注の消費税分を否認されないためにも
必ず『契約書』を交わしておきましょう。
ほかにも、
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③お祝いで贈答用として商品券などを
渡していた場合、消費税は非課税ですが
品物を購入して贈答すると課税仕入になります。
もちろん、
お客様へのクレーム対応のときも同じ。
商品券ではなく品物を渡しましょう。
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④軽油の経費の中には軽油税という
不課税の経費が含まれています。
しかし、ガソリン車なら
レギュラーやハイオクになり、
全額、課税仕入となります。
車両の買い替え時期には要注意です。
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⑤1ヶ月以上の住宅の貸付けなどは
非課税取引には当たりませんが
1ヶ月未満なら課税仕入になります。
短期契約なら1ヶ月の契約にしましょう。
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などなど、消費税が
『不課税、非課税、免税の取引』を
課税仕入にする方法を検討すると
消費税の納税額は少なくなります。
ぜひ、顧問税理士と相談のうえ、
検討してみてください。
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『節税』は、
全て決められていることの中で期限内に
行なう必要があるため、
『法律を知っている人、知る機会のある人』
だけが得をします。
大切な利益を残し、企業の継続と、
将来の発展成長につなげるため、
制度を上手に活用して節税し、
税負担を最小化させましょう!!
それではまた。
次回もお楽しみに!!
実は、記事で公開している情報は、ほんの一部・・・・。
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